ガールズコラム

ほんとに手放していい相手?情が湧いて別れづらいのも悪くない

遠距離恋愛中の彼のところへ行った帰り、バスを待っていたら、お洒落なおばあちゃんが話しかけてきてくれたんです。初対面だったんですけど、なぜか恋バナに発展しまして。そのおばあちゃんはお見合い結婚だったらしく、わたしの遠距離恋愛の話を聞いて、今でも燃えるような恋に憧れている、とおっしゃっておりました。

けれど、先日まで旦那さんが生死の境をさまよう危機だったそうで、「この人を死なせてなるものか!」と必死で看病したときに、情で一緒にいるとばかり思っていた旦那さんへの「愛情」に気が付いたとも語ってくれました。情が沸いて別れられないと言うと、あまりいい意味ではなく聞こえますが、おばあちゃんに言わせると、情と愛情は紙一重なのだそう。

マンネリ化してくると、好きだから一緒にいるということを忘れてしまいがち。情に流され、惰性で付き合っていると感じてしまうその原因は、どこにあるのでしょうか。





■「情」が悪い意味でつかわれる理由
恋愛における「情」とは、今までに恋人との関係を続けていくために費やしてきた労力や、たくさん積み上げてきた思い出から生まれる感情のこと。愛着よりも、もう少し温度の低そうな言葉に感じます。これによって、別れることをもったいなく感じているのが「情が湧いて別れられない」という状態。

もし、このまま2人でいるよりも別れたほうが幸せになれるのだとしたら、その事実に目を背け続けて「情」だけで付き合い続けていていいものか、とても悩みますよね。別れたほうがいい理由があるのに別れられず、人生が滞っていたり、自分の心を騙している状態であったりすることから、「情で付き合い続けるのは良くないこと」とされているのでしょう。


■ただの情を「愛情」に戻すことはできないのか
「情が湧いて別れられずにいる」というとき、別れられない理由を「情」のせいにして、自分でそう決めて付き合っている、ということから逃げてしまいがち。けれど、昨日も今日も彼の隣にあなたがいるのは、彼と一緒にいることをあなたが自分で選んでいるからなのです。

何かに流されていると考えると、自分の手には負えないことのように感じ、諦めてしまいそうになりますが、「一緒にいられるのなら、一緒にいたい」という自発的な気持ちがあってこその今日までの2人だと思います。「○◯だから別れたほうがいいんだろうけど、情もあるし…」そう悩むのなら、まずは「別れたほうがいいと感じる理由」の改善策を探していくことで、「愛情」として続けていける関係もあるのではないでしょうか。


■居心地の良い人は貴重な存在
恋人に求めるものが成長や刺激など、知り尽くした相手では満たせない要素であったり、一緒にいるのに寂しさや虚しさを感じるのであれば、お別れすることも、2人が幸せになるための一つの手なのかもしれません。けれど、情が湧くほど一緒にいられた相手というのは、他の人がどう思うかは別として、自分にとってはとても魅力的で、居心地がいい人であったことは確かです。

おばあちゃんのように何十年も経ってから情の正体が「愛情」であったことに気付く場合もあるのです。どんな形であれ「情」とは、長年付き合っていく2人には、少し邪魔で、けれど必要なものでもあります。手放してもいい人なのかどうか、2人の関係をじっくりと見直した上で、きちんと見極めたいですね。(ヒラタイカホノ/ライター)



コラム提供:ハウコレ

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